昭和47年7月12・13日に東濃地方を襲った集中豪雨は12日23時から3時間の間に136ミリもの雨量を記録し、瑞浪市陶町を中心に多数の土砂 崩れなどを誘発しました。
これにより、幼い子どもや活動中の消防団員を含む6名の犠牲者を出し、多くの負傷者や堤防決壊、道路損傷、橋梁流失、家屋・工場 の損壊、農地の荒廃など甚大な被害を被ったのです。 

展示趣旨を記したパネル

この40年前に発生した「47災害」を思い起こし、防災を考える機会として、2012年7月3日(火)~29日(日)の約1ヶ月の会期で「47災害と防災展」が瑞浪市図書館の展示スペースに於いて開催されました。
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「47災害」の記録は、岐阜県防災課で保管されていた災害写真と、同じ場所でDoChubuが撮影をした現在の写真を並べて貼られ、災害の大きさが判るよ うになっています。また、写真以外に当時の対策本部の貴重な資料もあり、報道機関を通してどの様に災害が伝えられていったのかも判るようになっています。
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瑞浪市図書館の安藤昇館長は、「47災害時に救援活動に携わった人たちは皆さんご高齢となっており、今回のような展示を通し、当時を知らない若い人たちにも身近で起こった災害について伝える機会となって欲しい」 、と多くの市民に見て欲しいとの思いを話されました。

 団体名  瑞浪市民図書館

〒509-6101 瑞浪市土岐町7267-4

 TEL/FAX  TEL(0572)68-5529 FAX(0572)68-0321

この記事は、2012年7月4日に、取材したものです。(門倉 行秀)